英語構文課題5

英語の構文課題5 (準動詞を中心に) (1)

第1問 和訳せよ(基礎の確認)

目次

1

To study English is to open a new door.

和訳

英語を学ぶことは,新しい扉を開くことである。

解説

この文は “To do is to do” の構文である。

  • To study English = 主語(S)
  • is = 動詞(V)
  • to open a new door = 補語(C)

この形は、前の不定詞句の内容を、後ろの不定詞句で言い換えたり説明したりするときに用いられる。

ここでは、「英語を学ぶとは、新しい可能性や世界を切り開くことだ」 という比喩的表現である。

“a new door” は文字どおりの扉ではなく、「新しい世界への入口」「新たな可能性」 を表している。

語句リスト

  • to study English:英語を学ぶこと
  • To do is to do:…することは~することである
  • open a new door:新しい扉を開く,新たな可能性を切り開く

2

I am used to asking questions.

和訳

私は質問をすることに慣れている。

解説

この文の骨格は次の通りである。

  • I = 主語(S)
  • am used to = 動詞句(V)
  • asking questions = 目的語に相当する句

“be used to doing”「…することに慣れている」 という意味である。

ここでの “to” は不定詞ではなく前置詞である。そのため、後ろには動詞の原形ではなく、“asking” のように動名詞が来る。

“be used to do” ではなく、
“be used to doing” の形にする。

“ask questions”「質問をする」 という意味である。

語句リスト

  • be used to doing:…することに慣れている
  • ask a question / ask questions:質問する

3

What do you say to students choosing the topic themselves?

和訳

話題を自分たちで選ぶ生徒たちについて,あなたはどう思いますか。

または、

話題を自分たちで選ぶ生徒たちに,あなたは何と言いますか。

解説

この文はやや文脈依存である。構文上は次のように考えられる。

  • What = 目的語(O)
  • do you say = 動詞(V)
  • to students choosing the topic themselves = 副詞句

“say to A” は普通は 「Aに言う」 である。

しかし、文脈によっては “What do you say to … ?” が、「…をどう思うか」「…をどう評価するか」 という意味に近づくこともある。

“students choosing the topic themselves” では、“choosing the topic themselves”“students” を修飾する現在分詞句である。

  • students = 生徒たち
  • choosing the topic themselves = 自分たちで話題を選ぶ

“themselves”“students” を受け、「自分たち自身で」 という意味を強めている。

文脈がない場合、和訳は二通り考えられるが、自然さの点では 「どう思いますか」 と取るほうが無難である。

語句リスト

  • What do you say to … ?:…をどう思うか/…に何と言うか
  • choose A:Aを選ぶ
  • themselves:自分たち自身で
  • students choosing …:…を選ぶ生徒たち

4

My mother objects to children watching TV late at night.

和訳

母は,子どもたちが夜遅くにテレビを見ることに反対している。

解説

この文の骨格は次の通りである。

  • My mother = 主語(S)
  • objects to = 動詞(V)
  • children watching TV late at night = 目的語に相当する句

“object to …”「…に反対する」 という意味である。

ここでの “to” は前置詞である。そのため、後ろには動名詞相当の内容が来る。

“children watching TV late at night” は、意味上、次の構造である。

  • childrenwatching の意味上の主語
  • watching TV late at night = 夜遅くにテレビを見ること

したがって、「子どもが夜遅くテレビを見ること」 全体が “object to” の対象になっている。

語句リスト

  • object to …:…に反対する
  • late at night:夜遅くに
  • children watching …:子どもたちが…すること

第2問 和訳せよ

1

To learn a language is to learn how to listen carefully, what to say in each situation, and when to stop to think before speaking.

和訳

言語を学ぶことは,注意深く聞く方法や,それぞれの場面で何を言うべきかや,話す前に立ち止まって考えるべき時を学ぶことである。

解説

この文は “To do is to do” の構文であり、後ろの不定詞句が前の不定詞句の内容を具体化している。

  • To learn a language = 主語(S)
  • is = 動詞(V)
  • to learn … = 補語(C)

後半の “to learn …” の中で、学ぶ内容が三つ並列されている。

  1. how to listen carefully
  2. what to say in each situation
  3. when to stop to think before speaking

“how to listen carefully”「どのように注意深く聞くか」 である。

“what to say in each situation”「それぞれの状況で何を言うべきか」 である。

“when to stop to think before speaking”「話す前に立ち止まって考えるべき時」 である。

ここで “stop to think”「考えるために立ち止まる」 である。
“before speaking”「話す前に」 という意味である。

この文は、言語学習とは単に単語や文法を覚えることではなく、聞き方・話し方・考えるタイミングまで含めたコミュニケーション能力を身につけることだ と述べているのである。

語句リスト

  • To do is to do:…することは~することである
  • learn a language:言語を学ぶ
  • how to do:どのように…するか
  • what to do:何を…するか
  • in each situation:それぞれの状況で
  • when to do:いつ…するか
  • stop to do:…するために立ち止まる
  • before speaking:話す前に

第3問 和訳せよ

1

Choosing to live in a foreign country means learning to observe ordinary things more carefully, because habits taken for granted at home may seem unusual abroad.

和訳

外国で暮らすことを選ぶということは,ふだんのありふれた物事をもっと注意深く見ることを学ぶということである。なぜなら,自国では当然と思っていた習慣が,外国では普通でないものに見えることがあるからである。

解説

この文の骨格は次の通りである。

  • Choosing to live in a foreign country = 主語(S)
  • means = 動詞(V)
  • learning to observe ordinary things more carefully = 目的語(O)

“Choosing to live in a foreign country” は動名詞句であり、「外国に住むことを選ぶこと」 という意味である。

“means …”「…を意味する」 である。

“learning to observe ordinary things more carefully”「ありふれた事柄をもっと注意深く観察することを学ぶこと」 という意味である。

“because” 以下は理由を表す。

  • habits taken for granted at home = 主語
  • may seem = 動詞
  • unusual = 補語
  • abroad = 副詞

“taken for granted at home”“habits” を修飾する過去分詞句であり、「自国では当然のことと思われている習慣」 という意味である。

つまりこの文は、外国で暮らすと、自分にとって当たり前だったことが当たり前ではなく見えてくるため、日常をより注意深く見るようになる と述べているのである。

語句リスト

  • choose to do:…することを選ぶ
  • live in a foreign country:外国で暮らす
  • mean doing:…することを意味する
  • observe:観察する,注意して見る
  • ordinary things:ありふれた物事
  • take A for granted:Aを当然と思う
  • at home:自国では,家庭では
  • abroad:外国で

2

Trying to explain your own culture to people asking simple but difficult questions often makes you notice beliefs hidden behind everyday behavior.

和訳

単純ではあるが答えるのが難しい質問をする人々に自分の文化を説明しようとすると,日常の行動の背後に隠れている考え方に気づくことがよくある。

解説

この文の骨格は次の通りである。

  • Trying to explain your own culture to people … = 主語(S)
  • often makes = 動詞(V)
  • you = 目的語(O)
  • notice beliefs … = 補語(C)

“Trying to explain your own culture …” は動名詞句であり、「自分の文化を説明しようとすること」 を意味する。

“to people asking simple but difficult questions” では、“asking simple but difficult questions”“people” を修飾している。

ここで “simple but difficult questions” は、表面上は単純でも、実際に説明しようとすると答えるのが難しい質問を意味する。

“make O do”「Oに…させる」 という構文である。

makes you notice beliefs
= あなたに考え方に気づかせる

“beliefs hidden behind everyday behavior” では、“hidden behind everyday behavior”“beliefs” を修飾している。

意味は、「日常行動の背後に隠れた考え方」 である。

つまりこの文は、自分の文化を他人に説明しようとすることで、自分ではふだん意識していない価値観や前提が見えてくる と述べているのである。

語句リスト

  • try to do:…しようとする
  • explain A to B:AをBに説明する
  • simple but difficult questions:単純だが難しい質問
  • make A do:Aに…させる
  • notice:気づく
  • belief:考え,信念
  • hidden behind …:…の背後に隠れた
  • everyday behavior:日常の行動

3

To understand another society, it is not enough to memorize facts written in guidebooks; you need to keep comparing what you expected to see with what you actually experience.

和訳

別の社会を理解するには,ガイドブックに書かれている事実を暗記するだけでは十分ではない。自分が見るはずだと思っていたものと,実際に経験するものとを,絶えず比べ続ける必要がある。

解説

この文はセミコロン “;” で二つの内容が結ばれている。

  • To understand another society = 目的を表す不定詞句
  • it is not enough to memorize … = 主節

“it is not enough to do”「…するだけでは十分でない」 という意味である。

“facts written in guidebooks” では、“written in guidebooks”“facts” を修飾しており、「ガイドブックに書かれた事実」 という意味である。

  • you = 主語(S)
  • need = 動詞(V)
  • to keep comparing … = 目的語(O)

“keep doing”「…し続ける」 である。
“compare A with B”「AをBと比べる」 である。

ここで比較されているのは、次の二つである。

  • what you expected to see
    = 自分が見ると思っていたもの
  • what you actually experience
    = 実際に経験するもの

つまりこの文は、異文化理解には知識の暗記だけでは足りず、予想と実際のずれを見つめ続けることが必要である と述べているのである。

語句リスト

  • understand another society:別の社会を理解する
  • it is not enough to do:…するだけでは十分でない
  • memorize:暗記する
  • fact written in …:…に書かれた事実
  • guidebook:ガイドブック
  • need to do:…する必要がある
  • keep doing:…し続ける
  • compare A with B:AをBと比べる
  • expect to do:…すると思う
  • actually:実際に
  • experience:経験する

第4問 和訳せよ

1

Socrates did not claim to possess wisdom in the ordinary sense.

和訳

ソクラテスは,普通の意味で知恵を持っているとは主張しなかった。

解説

この文の骨格は次の通りである。

  • Socrates = 主語(S)
  • did not claim = 動詞(V)
  • to possess wisdom … = 目的語(O)

“claim to do”「…すると主張する」 という意味である。

“possess wisdom”「知恵を持つ」 である。

“in the ordinary sense”「普通の意味で」 であり、ここでは一般に考えられている「賢さ」や「知識の所有」といった意味合いを示している。

この文は、ソクラテスが自分を知者として誇ったのではなく、別の立場から知を考えていたことを述べる出発点である。

語句リスト

  • claim to do:…すると主張する
  • possess:持つ,所有する
  • wisdom:知恵
  • in the ordinary sense:普通の意味で

2

Instead, he spent much of his life questioning people who believed they knew what courage, justice, or virtue was.

和訳

その代わりに,彼は人生の多くを,勇気や正義や徳とは何かを自分は知っていると思い込んでいる人々に問いかけることに費やした。

解説

この文の骨格は次の通りである。

  • he = 主語(S)
  • spent = 動詞(V)
  • much of his life = 目的語(O)
  • questioning people … = 補語(C)

“spend time doing”「…して時間を過ごす」 という意味である。

“questioning people”「人々に問いかけること」 である。

“who believed they knew …”“people” を修飾する関係代名詞節である。

その内部では、次の構造になっている。

  • they = 主語
  • believed = 動詞
  • they knew … = 目的語節

さらに “what courage, justice, or virtue was”“knew” の目的語であり、「勇気・正義・徳が何であるか」 という意味である。

この文は、ソクラテスが知識を教え込むよりも、人々が本当に分かっているのかを問い続けた ことを示している。

語句リスト

  • instead:その代わりに
  • spend much of one’s life doing:人生の多くを…して過ごす
  • question:問いかける
  • believe (that) …:…と思う
  • courage:勇気
  • justice:正義
  • virtue:徳,美徳

3

By asking simple but persistent questions, he tried to make them examine assumptions accepted without much thought.

和訳

単純ではあるが執拗な問いを発することによって,彼は,人々があまり深く考えずに受け入れていた前提を吟味させようとした。

解説

この文の骨格は次の通りである。

  • he = 主語(S)
  • tried = 動詞(V)
  • to make them examine … = 目的語(O)

文頭の “By asking …” は手段を表し、「…することによって」 という意味である。

“simple but persistent questions”「単純だが執拗な質問」 である。

“make them examine …”「彼らに…を吟味させる」 という構文である。

make them examine assumptions
= 彼らに前提を吟味させる

“assumptions accepted without much thought” では、“accepted without much thought”“assumptions” を修飾している。

意味は、「あまり深く考えずに受け入れられていた前提」 である。

この文は、ソクラテスの問いかけの目的が、人々に自明と思っていた前提を見直させること にあったと述べているのである。

語句リスト

  • by doing:…することによって
  • persistent:執拗な,粘り強い
  • try to do:…しようとする
  • make A do:Aに…させる
  • examine:吟味する,検討する
  • assumption:前提,思い込み
  • without much thought:あまり深く考えずに

4

What often became clear was not that Socrates had ready-made answers, but that his listeners had been using important words without fully understanding them.

和訳

しばしば明らかになったのは,ソクラテスが既成の答えを持っていたということではなく,聞き手たちが,大切な言葉を十分に理解しないまま使っていたということであった。

解説

この文の骨格は次の通りである。

  • What often became clear = 主語(S)
  • was not A, but B = 動詞(V)+補語(C)

“What often became clear” は名詞節で、「しばしば明らかになったこと」 を意味する。

その内容が “not A but B” の形で示されている。

  • not that Socrates had ready-made answers
    = ソクラテスが既成の答えを持っていたということではない
  • but that his listeners had been using important words without fully understanding them
    = 聞き手たちが重要な言葉を十分理解しないまま使っていたということ

“ready-made answers”「既成の答え」「あらかじめ用意された答え」 である。

“without fully understanding them”“them”“important words” を指す。

この文は、ソクラテスの価値は「答えを与えること」ではなく、人々が自分の使う重要語を本当に理解していないことを明るみに出すこと にあったと述べているのである。

語句リスト

  • become clear:明らかになる
  • not A but B:AではなくB
  • ready-made:既成の,できあいの
  • listener:聞き手
  • without doing:…しないまま
  • fully:十分に
  • important word:重要な言葉

5

To keep questioning oneself, he believed, was better than pretending to know what one had never seriously tried to understand.

和訳

自分自身に問い続けることのほうが,自分がこれまで真剣に理解しようとしたこともない事柄を知っているふりをすることよりよい,と彼は考えていた。

解説

この文の骨格は次の通りである。

  • To keep questioning oneself = 主語(S)
  • was = 動詞(V)
  • better than … = 補語(C)

“he believed” は挿入句であり、「彼はそう考えていた」 という意味を添えている。

“To keep questioning oneself”「自分自身に問い続けること」 である。

“pretending to know …”“than” の後ろに来ており、比較の対象である。

“pretend to know …”「…を知っているふりをする」 である。

“what one had never seriously tried to understand”“know” の目的語であり、「人がこれまで真剣に理解しようとしたこともない事柄」 という意味である。

この文は、ソクラテスの立場を端的に示している。すなわち、分かっていないのに知っているふりをするより、自分に問い続けるほうがはるかに価値がある ということである。

語句リスト

  • keep doing:…し続ける
  • question oneself:自分自身に問いかける
  • better than …:…よりよい
  • pretend to do:…するふりをする
  • seriously:真剣に
  • try to understand:理解しようとする

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