共通テスト時代の英語リスニング対策|ディクテーションのすすめ
こんにちは。英語講師の濱崎です。
2021年、長年続いたセンター試験が終了し、大学入学共通テストへと移行しました。
この変更は名称だけでなく、試験の性質そのものを大きく変えました。
特に英語では、
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共通テスト英語(リスニング)が 100点満点(配点2倍)
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問題形式が独特で、対策なしでは高得点が難しい
という点が大きな特徴です。
「聞く力」は早期から意識すべき理由
現在の入試では、英語を「読める」だけでは不十分で、
**英語を「聞いて理解できる力」**が不可欠です。
正直なところ、
高3の10月になって
「リスニング、何を勉強したらいいですか?」
と聞かれると、こちらも気まずくなります😓
リスニングは短期間で伸びる技能ではないからです。
だからこそ、
早い段階から少しずつ準備することが、結果的に最短ルートになります。
リスニング基礎力におすすめなのが「ディクテーション」
私がリスニングの基礎トレーニングとして強くおすすめしているのが
**ディクテーション(書き取り)**です。
理由はシンプルで、
「自分が聞こえていない音」を正確に知るため
です。
聞こえない音は、
何度聞いても、ただ聞いているだけでは聞こえるようになりません。
可視化して、意識的につぶす必要があります。
ディクテーションの基本手順
① 短い素材を選ぶ(1文〜5文)
最初は**1文(ワンセンテンス)**から始めましょう。
おすすめ素材は以下です。
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センター試験 第1問・第2問
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共通テスト 第1問〜第3問
語彙レベルが高くないため、
純粋に「音」に集中できるのが大きな利点です。
※センター試験は書籍が少ないため、
中古教材やネット上の過去問を活用してください。
過去問入手に便利なのが
東進過去問データベースです(要登録)
http://27.110.35.148/univsrch/ex/menu/index.html
② 音声を聞き、聞こえた音を書き取る
音声を流し、聞こえた音だけを書きます。
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1回や2回でスクリプトを見ない
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「もう無理!」と思うところまで聞く
これは
聞こえない音を知るための試練です。
専用のノートを作り、
日付を書きながら継続すると効果が見えやすくなります。
③ スクリプトで答え合わせし、聞けなかった音を整理する
スクリプトを見て、
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聞けなかった音
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勘違いしていた音
を 赤字などで明確に記録しましょう。
勉強のモチベーションは、
「できなかったことが、できるようになる」
ことで保たれます。
1か月ほど続けると、
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聞こえない音はいつも同じ
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一度聞けるようになると、安定して聞こえる
ということがはっきり分かってきます。
④ 音読+聞き込みで「自分の英文」にする
時間をかけてディクテーションした英文は、
必ず音読と聞き込みまで行いましょう。
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音声をプレイリストに入れる
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寝る前に1回聞く
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声が出せるときは音読
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可能なら英文ごと暗記する
隙間時間を活用し、
聞こえる音に触れる回数を増やすことが重要です。

なぜディクテーションが効くのか
実際に多いのが、
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I’ll
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can’t
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should’ve
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he / not / make
などといった 超基本語の音が聞こえていないケースです。
基本表現ほど音変化が大きいため、
ここをつぶすだけで 理解できる英文の幅が一気に広がります。
まとめ
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共通テスト時代、リスニングは配点・重要度ともに高い
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リスニング力は 短期では伸びない
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ディクテーションは「聞こえない音」を可視化できる最強の基礎トレーニング
1日2〜3文を目安に、コツコツ継続していきましょう。
時間はかかりますが、正しく続ければ必ず力になります。
ディクテーション手順(まとめ)
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短い素材を選ぶ(1〜5文)
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音声を聞いて書き取る(限界まで)
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スクリプトで聞けなかった音を整理
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音読・聞き込みで定着させる


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