第1文型(SV)における「動詞の意味分類」
第1文型(SV)は、主語の「存在・変化・移動」そのものを述べる文型であり、
目的語を必要としません。
この文型で用いられる動詞は、意味的にいくつかのタイプに分類できます。
| 意味 | 代表的な動詞 | 例 |
|---|---|---|
| 存在 | be / exist / lie / sit / stand | The book lies on the desk. |
| 変化 | grow / increase / change | The price increased. |
| 移動 | go / come / run / flow / rise | The river flows into the sea. |
① 存在(existence / location)
概要
主語が「どこに」「どのような状態で存在しているか」を表します。
重要なのは、行為ではなく「状態としての存在」を述べている点です。
代表的な動詞
- be
- exist
- lie
- sit
- stand
解説
Her notebook is on the chair.
「彼女のノートはイスの上にある」
be動詞 is は、第1文型で使われると、主語の存在・位置を中立的に表します。
A small village exists in the valley.
「その谷には小さな村が存在している」
exist は、主語が「あるかどうか」という存在そのものを強調する第1文型の動詞です。
The book lies on the desk.
「その本は机の上に置かれている」
lie は、第1文型で用いられると、動作ではなく配置・状態としての存在を表します。
She sat by the window.
「彼女は窓のそばに座っていた」
sit は、この用法では「座る動作」ではなく、座った姿勢で存在している状態を示します。
A tall building stands near the station.
「高い建物が駅の近くに建っている」
stand は、第1文型で使われると、直立した状態での存在を表します。
② 変化(change / development)
概要
主語が時間の経過とともに状態を変えることを表します。
外部から何かを「変える」のではなく、
主語自身が変化する点が重要です。
代表的な動詞
- grow
- increase
- change
- decline
- improve
解説
The child grew quickly.
「その子どもは急速に成長した」
grow は、主語が自然な過程で発達・拡大する変化を表す第1文型の動詞です。
The price increased.
「価格が上昇した」
increase は、数量・程度が増える方向に変化することを表します。
His attitude changed.
「彼の態度は変わった」
change は、状態が以前とは異なるものになることを示す、最も一般的な変化動詞です。
Sales declined last year.
「売上は昨年落ち込んだ」
decline は、数量・水準が下がる方向に変化することを表します。
Her English improved.
「彼女の英語は上達した」
improve は、状態がより良い方向へ変化することを表す動詞です。
③ 移動(movement / direction)
概要
主語がある場所から別の場所へ移動することを表します。
移動の「方向」や「到達点」は、前置詞句で補足されることが多い。
代表的な動詞
- go
- come
- run
- flow
- rise
- fall
解説
She went home.
「彼女は家に帰った」
go は、話し手の位置から離れていく移動を表す第1文型の動詞です。
He came to the station.
「彼は駅に来た」
come は、話し手や基準点に近づく方向の移動を表します。
The boy ran across the street.
「その少年は通りを走って渡った」
run は、移動の様態(走って)を含んだ移動を表します。
The river flows into the sea.
「その川は海へ流れ込む」
flow は、液体などが自然に連続して移動することを表します。
Smoke rose into the air.
「煙が空中へ立ち上った」
rise は、下から上への上昇移動を表す動詞です。
The leaves fell to the ground.
「葉が地面に落ちた」
fall は、上から下への下降移動を表します。



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