英語構文課題6(準動詞を中心に)

英語の構文課題6(準動詞を中心に)
目次

解答・解説


第1問 和訳せよ

基礎の確認


1

英文

It is no use crying over past mistakes.

和訳

過去の失敗を嘆いてもむだである。

解説

この文の中心は、次の形である。

It is no use crying over past mistakes.
過去の失敗を嘆いてもむだである。

It is no use Ving は「Vしてもむだである」という意味を表す。
ここでの It は形式主語であり、実質的な内容は後ろの crying over past mistakes である。

It is no use Ving
= Vしてもむだである

cry over O
= Oを嘆く

past mistakes
= 過去の失敗

cry over O は「Oのことで泣く」「Oを嘆く」という意味である。
ここでは文字どおり「泣く」というより、「過去の失敗を悔やむ・嘆く」と訳すと自然である。

語句リスト

語句意味
It is no use VingVしてもむだである
cry over OOを嘆く
past過去の
mistake失敗,誤り

2

英文

I regret to say that we cannot accept your offer.

和訳

残念ながら、私たちはあなたの申し出を受け入れることができない。

解説

この文の中心は、次の形である。

I regret to say that …
残念ながら…と言わなければならない。

regret to say は「残念ながら言う」という意味で、これから述べる内容に対する残念な気持ちを表す定型表現である。

regret to say that S V
= 残念ながらSがVだと言う

cannot V
= Vできない

accept one’s offer
= 申し出を受け入れる

that we cannot accept your offer は、say の内容を表す名詞節である。

we cannot accept your offer
私たちはあなたの申し出を受け入れることができない

offer は「申し出」「提案」という意味である。
したがって、全体は「残念ながら、私たちはあなたの申し出を受け入れることができない」となる。

語句リスト

語句意味
regret to say that S V残念ながらSがVだと言う
accept〜を受け入れる
offer申し出,提案

3

英文

There is no telling how long the meeting will last.

和訳

その会議がどれくらい続くかはわからない。

解説

この文の中心は、次の形である。

There is no telling …
…はわからない。

There is no Ving は「Vすることはできない」「Vする方法がない」という意味を表す。
There is no telling は定型的に「わからない」と訳す。

There is no Ving
= Vすることはできない

There is no telling …
= …はわからない

how long S V
= SがどれくらいVするか

how long the meeting will last は「その会議がどれくらい続くか」という意味の間接疑問である。

How long will the meeting last?
その会議はどれくらい続くだろうか。

これが文中に入ると、語順は how long the meeting will last となる。

語句リスト

語句意味
There is no VingVすることはできない
There is no tellingわからない
how long S VSがどれくらいVするか
meeting会議
last続く

4

英文

There is little chance of his passing the exam.

和訳

彼がその試験に合格する見込みはほとんどない。

解説

この文の中心は、次の形である。

There is little chance of …
…の見込みはほとんどない。

There is little chance of O / Ving は「Oの見込みはほとんどない」「Vする可能性はほとんどない」という意味である。

There is little chance of Ving
= Vする見込みはほとんどない

his passing the exam
= 彼がその試験に合格すること

of は前置詞なので、後ろには動名詞 passing が続いている。

his passing the exam では、his が動名詞 passing の意味上の主語である。
つまり、「彼の合格」ではなく、「彼が試験に合格すること」と読む。

his passing the exam
彼がその試験に合格すること

語句リスト

語句意味
There is little chance of VingVする見込みはほとんどない
chance見込み,可能性
pass the exam試験に合格する
exam試験

第2問 和訳せよ

1

英文

If she is to persuade her parents to let her go, she must explain her plan carefully so as not to worry them.

和訳

彼女が両親を説得して(自分を)行かせてもらうつもりなら、両親を心配させないように、自分の計画を慎重に説明しなければならない。

解説

この文の前半は、次の形である。

If she is to persuade her parents to let her go,
彼女が両親を説得して行かせてもらうつもりなら、

be to V は文脈によって複数の意味を表すが、ここでは If S is to V の形で「SがVするつもりなら」「SがVすることになっているなら」という条件を表している。

If S is to V
= SがVするつもりなら

persuade O to V
= Oを説得してVさせる

let O V
= OがVするのを許す

so as not to V
= Vしないように

persuade her parents to let her go は「両親を説得して、彼女を行かせてもらう」という意味である。

persuade her parents to let her go
両親を説得して彼女を行かせてもらう

let O V は「OがVするのを許す」という意味である。
ここでは let her go で「彼女が行くのを許す」、つまり「彼女を行かせる」となる。

後半は次の形である。

she must explain her plan carefully
彼女は自分の計画を慎重に説明しなければならない

must V は「Vしなければならない」という意味である。

最後の so as not to worry them は「彼らを心配させないように」という目的を表す。

so as not to worry them
彼らを心配させないように

ここでの themher parents を指している。

語句リスト

語句意味
be to VVするつもりである,Vすることになっている
persuade O to VOを説得してVさせる
let O VOがVするのを許す
explain〜を説明する
carefully慎重に,注意深く
so as not to VVしないように
worry〜を心配させる

2

英文

The habit of comparing oneself with others is too closely tied to the desire to be accepted for people to give it up easily.

和訳

自分を他人と比べる習慣は、受け入れられたいという欲求とあまりにも強く結びついているため、人々がそれを簡単にやめることはできない。

解説

この文の骨格は、次の形である。

The habit … is too closely tied to the desire … for people to give it up easily.
その習慣は、その欲求とあまりにも強く結びついているため、人々がそれを簡単にやめることはできない。

too … for A to V は「AがVするにはあまりにも…」「あまりに…なのでAはVできない」という意味である。

too … for A to V
= AがVするにはあまりにも…
= あまりに…なのでAはVできない

compare A with B
= AをBと比べる

be tied to O
= Oと結びついている

the desire to V
= Vしたいという欲求

give O up
= Oをやめる

主語は The habit of comparing oneself with others である。

The habit of comparing oneself with others
自分を他人と比べる習慣

of comparing oneself with others は、前の The habit の内容を説明している。
compare A with B は「AをBと比べる」という意味である。

is too closely tied to the desire to be accepted は「受け入れられたいという欲求とあまりにも強く結びついている」という意味である。

the desire to be accepted
受け入れられたいという欲求

to be accepted は受け身の不定詞で、「受け入れられること」を表す。

最後の for people to give it up easily は、不定詞の意味上の主語を for people で示している。

for people to give it up easily
人々がそれを簡単にやめるには

ここでの itThe habit of comparing oneself with others を指している。
したがって、「自分を他人と比べる習慣をやめる」と読む。

語句リスト

語句意味
habit習慣
compare A with BAをBと比べる
oneself自分自身
be tied to OOと結びついている
closely密接に,強く
desire欲求
be accepted受け入れられる
give O upOをやめる
easily簡単に

第3問 和訳せよ

英文

Many countries have tried to reduce plastic waste by encouraging people to use reusable bags and bottles. However, some companies changed only the appearance of their products, claiming to be environmentally friendly, only to create new forms of waste. Solving this problem requires looking not only at what consumers buy but also at how products are made and sold.

和訳

多くの国々は、人々に再利用可能な袋やボトルを使うよう促すことによって、プラスチックごみを減らそうとしてきた。しかし、環境にやさしいと主張しながら、製品の見た目だけを変えた企業もあり、その結果、新たな形のごみを生み出すだけになった。この問題を解決するには、消費者が何を買うかだけでなく、製品がどのように作られ、売られているかにも目を向ける必要がある。

解説

第1文の中心は、次の形である。

Many countries have tried to reduce plastic waste.
多くの国々はプラスチックごみを減らそうとしてきた。

have tried to V は「Vしようとしてきた」という現在完了の形である。
過去から現在までの取り組みを表している。

try to V
= Vしようとする

by Ving
= Vすることによって

encourage O to V
= OにVするよう促す

claim to V
= Vすると主張する

only to V
= 結局Vするだけである

not only A but also B
= AだけでなくBも

by encouraging people to use reusable bags and bottles は「人々に再利用可能な袋やボトルを使うよう促すことによって」という意味である。

encourage people to use reusable bags and bottles
人々に再利用可能な袋やボトルを使うよう促す

第2文の中心は、次の部分である。

some companies changed only the appearance of their products
製品の見た目だけを変えた企業もあった

claiming to be environmentally friendly は分詞構文である。
主語である some companies の説明を加えており、「環境にやさしいと主張しながら」と訳す。

claiming to be environmentally friendly
環境にやさしいと主張しながら

only to create new forms of waste は結果を表す不定詞である。
期待とは逆の結果を述べるときに使われ、「結局、新たな形のごみを生み出すだけだった」と訳す。

only to create new forms of waste
結局、新たな形のごみを生み出すだけで

第3文の主語は Solving this problem である。

Solving this problem requires …
この問題を解決するには…が必要である。

require Ving は「Vすることを必要とする」という意味である。
したがって、requires looking は「目を向けることを必要とする」となる。

not only at what consumers buy but also at how products are made and sold は、look at A の対象が2つ並んでいる形である。

looking not only at what consumers buy
消費者が何を買うかだけでなく

but also at how products are made and sold
製品がどのように作られ、売られているかにも目を向けること

what consumers buy は「消費者が何を買うか」、how products are made and sold は「製品がどのように作られ、売られているか」である。

語句リスト

語句意味
reduce〜を減らす
plastic wasteプラスチックごみ
by VingVすることによって
encourage O to VOにVするよう促す
reusable再利用可能な
appearance見た目,外観
claim to VVすると主張する
environmentally friendly環境にやさしい
only to V結局Vするだけである
form形,種類
require VingVすることを必要とする
not only A but also BAだけでなくBも
consumer消費者

第4問 和訳せよ

場面設定

ある男が、過去に起こした裏切りについて、何年も後に語っている。

英文

Having repeated the story so often, he came to believe not what had actually happened, but what he had learned to say about it. The memory, once painful enough to avoid, was gradually rewritten to make him appear less selfish and more innocent. By choosing certain details to keep and allowing others to fade, he succeeded in protecting himself, only to lose the ability to distinguish remembering from inventing. What frightened him most was not having lied to others, but having persuaded himself that the lie had always been the truth.

和訳

その話をあまりにも何度も繰り返しているうちに、彼は、実際に起こったことではなく、それについて自分が言うようになったことを信じるようになった。かつては避けたいほど苦痛だったその記憶は、彼がより利己的でなく、より無実に見えるように、少しずつ書き換えられていった。残しておく細部を選び、ほかの細部を薄れさせることによって、彼は自分を守ることには成功したが、結局、記憶することと作り出すことを区別する能力を失った。彼を最も怖がらせたのは、他人にうそをついたことではなく、そのうそが最初から真実だったのだと自分自身に信じ込ませてしまったことだった。


解説

第1文の中心は、次の形である。

he came to believe not what had actually happened, but what he had learned to say about it.
彼は、実際に起こったことではなく、それについて自分が言うようになったことを信じるようになった。

come to V は「Vするようになる」という意味である。
時間の経過や経験を通して、ある状態に至ることを表す。

Having Vpp
= Vしたので/Vしたあとで

come to V
= Vするようになる

not A but B
= AではなくB

what S V
= SがVすること/もの

learn to V
= Vするようになる

文頭の Having repeated the story so often は分詞構文である。

Having repeated the story so often
その話をあまりにも何度も繰り返しているうちに

Having Vpp は、主節より前の出来事を表すことが多い。
ここでは、単に「繰り返したあとで」というよりも、「何度も繰り返した結果として」という因果的な流れで読むのが自然である。

not what had actually happened, but what he had learned to say about it は、not A but B の形である。

not what had actually happened
実際に起こったことではなく

but what he had learned to say about it
それについて自分が言うようになったこと

ここでの it は、過去に起こった出来事、特に場面設定にある「裏切り」を指していると考えられる。


第2文の中心は、次の形である。

The memory was gradually rewritten.
その記憶は少しずつ書き換えられていった。

The memory は前文の内容、つまり彼が繰り返し語ってきた過去の出来事についての記憶を指す。

once painful enough to avoid
かつては避けたいほど苦痛だった

once は「かつて」という意味である。
painful enough to avoid は「避けるほど苦痛な」という意味で、The memory を説明している。

once
= かつて

形容詞 enough to V
= Vするほど…

be rewritten
= 書き換えられる

make O C
= OをCの状態にする

appear C
= Cに見える

was gradually rewritten は「少しずつ書き換えられていった」という意味である。

to make him appear less selfish and more innocent は目的を表す不定詞である。

to make him appear less selfish and more innocent
彼がより利己的でなく、より無実に見えるように

make O C は「OをCの状態にする」という第5文型である。
ここでは him が目的語、appear less selfish and more innocent が補語にあたる。

appear C は「Cに見える」という意味である。
less selfish and more innocent は「より利己的でなく、より無実な」となる。


第3文の中心は、次の形である。

he succeeded in protecting himself, only to lose the ability …
彼は自分を守ることには成功したが、結局…する能力を失った。

succeed in Ving は「Vすることに成功する」という意味である。
ここでは protecting himself が続いている。

By Ving
= Vすることによって

succeed in Ving
= Vすることに成功する

only to V
= 結局Vするだけである

distinguish A from B
= AとBを区別する

文頭の By choosing certain details to keep and allowing others to fade は、「ある細部を残すよう選び、ほかの細部を薄れさせることによって」という意味である。

choosing certain details to keep
残しておく細部を選ぶこと

allowing others to fade
ほかの細部を薄れさせること

othersother details の意味である。

only to lose the ability to distinguish remembering from inventing は、結果を表す不定詞である。
「結局、記憶することと作り出すことを区別する能力を失うだけだった」と訳す。

the ability to distinguish remembering from inventing
記憶することと作り出すことを区別する能力

distinguish A from B は「AとBを区別する」という意味である。
ここでは remembering「記憶すること」と inventing「作り出すこと」が対比されている。


第4文の中心は、次の形である。

What frightened him most was not A, but B.
彼を最も怖がらせたのは、AではなくBだった。

What frightened him most は「彼を最も怖がらせたこと」という意味の名詞節である。
文全体の主語になっている。

What S V
= SがVすること/もの

not A but B
= AではなくB

having Vpp
= Vしたこと

persuade O that S V
= OにSがVだと信じ込ませる/納得させる

not having lied to others は「他人にうそをついたことではなく」という意味である。
having Vpp は、主節より前に起こったことを名詞的に表している。

having lied to others
他人にうそをついたこと

一方、having persuaded himself that the lie had always been the truth は「そのうそがずっと真実だったのだと自分自身に信じ込ませてしまったこと」である。

persuade himself that the lie had always been the truth
そのうそがずっと真実だったのだと自分自身に信じ込ませる

had always been は過去完了である。
ここでは、彼が自分に信じ込ませた内容の中で、「そのうそは最初からずっと真実だった」という時間的な広がりを表している。

この文では、単に他人をだましたことよりも、最終的に自分自身までだましてしまい、うそと真実の区別が崩れてしまったことが、彼にとって最も恐ろしいことだったと述べている。

語句リスト

語句意味
repeat〜を繰り返す
come to VVするようになる
actually実際に
happen起こる
learn to VVするようになる
memory記憶
onceかつて
painful苦痛な
avoid〜を避ける
gradually徐々に,少しずつ
rewrite〜を書き換える
appear CCに見える
selfish利己的な
innocent無実の,罪のない
choose〜を選ぶ
detail細部
allow O to VOがVするのを許す,OをVさせる
fade薄れる
succeed in VingVすることに成功する
protect oneself自分を守る
distinguish A from BAとBを区別する
remembering記憶すること
inventing作り出すこと,でっち上げること
frighten〜を怖がらせる
lie to OOにうそをつく
persuade O that S VOにSがVだと信じ込ませる
truth真実
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