今回は、助動詞について整理します。
助動詞には次の2つの役割があります。
1. 主語の行為に関わる意味
能力・義務・許可・意志などを表す。
He can swim.
彼は泳ぐことができる。
You must go now.
あなたは今行かなければならない。
この場合、助動詞は主語の行為について説明している。
2. 内容全体に対する話し手の判断
推量・可能性・必然性・確信などを表す。
He may be sick.
彼は病気かもしれない。
He must be tired.
彼は疲れているに違いない。
この場合、話し手が「そうかもしれない」「そうに違いない」と判断している。
助動詞は、訳語だけでなく、
話し手がその内容をどのように判断しているか
を考えることが重要である。
助動詞の時制
原則として、助動詞は現在のことを表す。
ただし、
- would
- could
- might
- should
は形が過去形でも、必ずしも過去の意味を表すわけではない。
たとえば、
Could you help me?
私を手伝っていただけますか。
これは「私を手伝ってくれましたか」という過去の意味ではなく、丁寧な依頼である。
助動詞を使って過去の出来事に対する判断を表す場合は、
助動詞 + have + 過去分詞
を使う。
He may have left.
彼は出発したかもしれない。
1. will
will は、話し手の意志や見込みを表す。
主な用法は次の通りである。
| 用法 | 例 |
|---|---|
| 意志 | I will do my best.「私は最善を尽くします」 |
| 推量 | It will rain tomorrow.「明日は雨が降るだろう」 |
| 習慣・習性・傾向 | Children will often ask difficult questions.「子どもはしばしば難しい質問をするものだ」 |
| 拒絶 | The door will not open.「そのドアはどうしても開かない」 |
意志
I will do my best.
和訳
私は最善を尽くします。
解説
ここでの will は、話し手の意志を表す。
「私はそうするつもりだ」という話し手の意志が込められている。
推量
It will rain tomorrow.
和訳
明日は雨が降るだろう。
解説
ここでの will は、未来についての見込み・推量を表す。
習慣・習性・傾向
Children will often ask difficult questions.
和訳
子どもはしばしば難しい質問をするものだ。
解説
will は、人や物の習性・傾向を表すことがある。
ここでは未来を表しているのではなく、
子どもというものは、よく難しい質問をする
という一般的な傾向を表している。
拒絶
The door will not open.
和訳
そのドアはどうしても開かない。
解説
will not は、人だけでなく物についても「どうしても~しようとしない」という拒絶を表すことがある。
The door won’t open.
そのドアはどうしても開かない。
これは、「ドアが未来に開かない」という意味ではなく、
何をしてもドアが開かない
という意味である。
結婚式の誓約
A: Will you take Hanako to be your wife?
B: Yes, I will.
和訳
A:花子を妻とすることを誓いますか。
B:はい、誓います。
解説
ここでの will は意志を表す。
Yes, I will. は「はい、そうする意志があります」という意味である。
will と be going to の違い
will と be going to はどちらも未来を表すが、使い方が異なる。
| 表現 | 基本的な意味 |
|---|---|
| will | 話しているその場で決めたこと |
| be going to V | 話す前から決めていた予定 |
問題 助動詞の意味を意識して和訳せよ
1
A: We need someone to pick her up at the station.
B: I’ll go.
和訳
A:駅まで彼女を迎えに行く人が必要だ。
B:私が行きます。
解説
I’ll go. の will は、その場で決めた意志を表す。
Aの発言を聞いて、その場で「自分が行こう」と決めている。
pick A up
Aを迎えに行く
語句リスト
| 語句 | 意味 |
|---|---|
| need O | Oを必要とする |
| someone to V | Vする人 |
| pick A up | Aを迎えに行く |
| station | 駅 |
2
I’m going to meet her at the station.
和訳
私は駅で彼女に会う予定である。
解説
be going to V は、すでに決めている予定を表す。
話す前から駅で彼女に会うことを予定している。
その場で決定
I’ll go.
私が行きます。
事前の予定
I’m going to meet her.
私は彼女に会う予定である。
2. would
would にはさまざまな用法がある。
| 用法 | 例 |
|---|---|
| 仮定法 | I would buy it if I had enough money.「十分なお金があれば、それを買うのだが」 |
| 丁寧な依頼 | Would you open the window?「窓を開けていただけますか」 |
| 過去の習慣 | I would often go fishing with my father.「私はよく父と釣りに行ったものだ」 |
| 過去の拒絶 | The door wouldn’t open.「そのドアはどうしても開かなかった」 |
| 時制の一致 | He said he would call me later.「彼は後で私に電話すると言った」 |
仮定法
I would buy it if I had enough money.
和訳
十分なお金があれば、それを買うのだが。
解説
仮定法過去の文である。
実際には十分なお金がないことを前提としている。
丁寧な依頼
Would you open the window?
和訳
窓を開けていただけますか。
解説
would は、will より控えめで丁寧な依頼を表す。
過去の習慣
I would often go fishing with my father.
和訳
私はよく父と釣りに行ったものだ。
解説
would often V は「よくVしたものだ」という過去の習慣を表す。
過去の拒絶
The door wouldn’t open.
和訳
そのドアはどうしても開かなかった。
解説
will not の過去にあたる用法である。
wouldn’t open は「どうしても開こうとしなかった」という意味になる。
時制の一致
He said he would call me later.
和訳
彼は後で私に電話すると言った。
解説
もとの発言を考えると、
I will call you later.
私は後であなたに電話します。
である。
主節の said が過去形なので、will が would に変化している。
would often と used to の違い
would often V と used to V は、どちらも過去のことを表すが、違いがある。
| 表現 | 用法 |
|---|---|
| would often V | 過去に繰り返した動作 |
| used to V | 過去の動作・状態。現在との対比を含む |
would often V は、原則として動作動詞に使う。
used to V は動作動詞にも状態動詞にも使える。
また、used to V には、
昔はそうだったが、今はそうではない
という現在との対比が含まれる。
問題 助動詞の意味を意識して和訳せよ
1
When I was a child, I would often play soccer after school.
和訳
子どものころ、私は放課後によくサッカーをしたものだ。
解説
would often play は過去の習慣を表す。
play は動作動詞であり、繰り返し行っていた動作である。
また、When I was a child が過去の時を明示している。
語句リスト
| 語句 | 意味 |
|---|---|
| when I was a child | 子どものころ |
| would often V | よくVしたものだ |
| after school | 放課後 |
2
I used to play tennis, but I don’t play it now.
和訳
私は昔テニスをしていたが、今はしていない。
解説
used to V は「昔はVしていた」という意味である。
現在はそうではない、という対比を含む。
実際に後半でも、
but I don’t play it now
しかし、今はそれをしていない。
と現在との違いが明示されている。
3
He used to know a lot about computers, but he has forgotten many things now.
和訳
彼は昔コンピューターについて多くのことを知っていたが、今では多くのことを忘れてしまった。
解説
know は状態動詞である。
状態動詞には would often を使いにくい。
× He would often know a lot about computers.
彼はよくコンピューターについて多くのことを知っていたものだ。
この英文は不自然である。
used to は状態動詞にも使えるため、
He used to know a lot about computers.
彼は昔コンピューターについて多くのことを知っていた。
となる。
3. must
must は、強い必要性や必然性を表す。
主な用法は次の2つである。
| 用法 | 例 |
|---|---|
| 義務 | You must go at once.「あなたはすぐに行かなければならない」 |
| 推量 | He must be crazy.「彼は頭がおかしいに違いない」 |
義務
You must go at once.
和訳
あなたはすぐに行かなければならない。
解説
must は強い義務を表す。
推量
He must be crazy.
和訳
彼は頭がおかしいに違いない。
解説
ここでの must は義務ではない。
内容全体に対する話し手の強い確信を表し、
~に違いない
という意味になる。
must not と cannot の違い
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| must not V | Vしてはいけない |
| cannot V | Vするはずがない |
must not は禁止を表す。
cannot は否定の推量を表すことがある。
問題 助動詞の意味を意識して和訳せよ
1
You must not enter this room.
和訳
あなたはこの部屋に入ってはいけない。
解説
must not V は「Vしてはいけない」という禁止を表す。
「入る必要はない」という意味ではない。
2
He can’t be serious.
和訳
彼が本気であるはずがない。
解説
can’t be … は「…であるはずがない」という強い否定の推量を表す。
serious はここでは「本気の」という意味である。
must と have to の違い
must と have to はどちらも「~しなければならない」と訳せる。
ただし、基本的な違いがある。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| must | 話し手の強い判断・命令・すすめ |
| have to V | 外的な事情・規則・状況による必要性 |
また、否定形の意味は大きく異なる。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| must not V | Vしてはいけない |
| don’t have to V | Vする必要はない |
問題 助動詞の意味を意識して和訳せよ
1
This book changed the way I think about studying. You must read it.
和訳
この本は勉強についての私の考え方を変えた。ぜひ読むべきだ。
解説
ここでの must は、話し手の強いすすめを表す。
法律や規則で読む必要があるのではない。
話し手が、
この本は絶対に読むべきだ
と強く判断している。
the way S V は「SがVする方法・仕方」である。
語句リスト
| 語句 | 意味 |
|---|---|
| change | ~を変える |
| the way S V | SがVする方法、仕方 |
| think about A | Aについて考える |
2
The deadline is this Friday, so I have to submit the report by then.
和訳
締め切りは今週の金曜日なので、私はそれまでにレポートを提出しなければならない。
解説
締め切りという外的な事情があるため、have to が使われている。
submit the report
レポートを提出する
by then
その時までに
3
This is a hospital room. You must not use your phone here.
和訳
ここは病室である。ここで携帯電話を使ってはいけない。
解説
must not は禁止を表す。
must not use
使用してはいけない
4
I already made copies for everyone. You don’t have to bring your textbook tomorrow.
和訳
私はすでに全員分のコピーを作った。明日は教科書を持ってくる必要はない。
解説
don’t have to V は「Vする必要はない」という不要を表す。
You must not bring your textbook.
あなたは教科書を持ってきてはいけない。
とは意味が異なる。
4. shall
shall は、伝統的には「神や権威の意志」というイメージを持つ助動詞である。
現代英語では、主に次の用法に注意する。
| 用法 | 例 |
|---|---|
| 申し出 | Shall I open the window?「窓を開けましょうか」 |
| 勧誘 | Shall we take a break?「休憩しましょうか」 |
| 規則・法律 | The tenant shall pay the rent by the end of each month.「借主は毎月末までに家賃を支払うものとする」 |
申し出
Shall I open the window?
和訳
窓を開けましょうか。
解説
Shall I V? は「私がVしましょうか」という申し出を表す。
勧誘
Shall we take a break?
和訳
休憩しましょうか。
解説
Shall we V? は「一緒にVしましょうか」という勧誘を表す。
規則・法律
The tenant shall pay the rent by the end of each month.
和訳
借主は毎月末までに家賃を支払うものとする。
解説
法律・契約・規則では shall が義務を示すことがある。
非常に硬い表現である。
語句リスト
| 語句 | 意味 |
|---|---|
| tenant | 借主 |
| pay the rent | 家賃を支払う |
| by the end of A | Aの終わりまでに |
| each month | 毎月 |
5. should
should は、must より弱い義務や当然性を表す。
主な用法は次の通りである。
| 用法 | 例 |
|---|---|
| 義務・助言 | You should study hard.「あなたは一生懸命勉強すべきである」 |
| 当然の見込み | He should arrive soon.「彼はもうすぐ到着するはずだ」 |
| 要求・提案などのthat節 | I suggested that he should see a doctor.「私は彼に医者に診てもらうよう提案した」 |
| if S should V | If you should have any questions, please ask me.「万が一質問があれば、私に尋ねてください」 |
義務・助言
You should study hard every day.
和訳
あなたは毎日一生懸命勉強すべきである。
解説
should は「~すべきだ」という助言・弱い義務を表す。
当然の見込み
He should arrive soon.
和訳
彼はもうすぐ到着するはずだ。
解説
should は「当然そうなるはずだ」という見込みを表すことがある。
提案・要求などの that 節
I suggested that he should see a doctor.
和訳
私は彼に医者に診てもらうよう提案した。
解説
suggest など、提案・要求・命令を表す動詞の後ろの that 節では should が使われることがある。
if S should V
If you should have any questions, please ask me.
和訳
万が一質問があれば、私に尋ねてください。
解説
if S should V は「万が一SがVするならば」という意味を表す。
起こる可能性を低く見ている条件表現である。
should / ought to / must / have to / had better の違い
| 表現 | 基本的な意味 |
|---|---|
| should | 助言・当然性 |
| ought to | 道徳的・客観的な当然性 |
| must | 話し手の強い判断 |
| have to | 外的事情・規則 |
| had better | 警告・切迫感 |
問題 助動詞の意味を意識して和訳せよ
1
You look tired after working all day. You should get some rest.
和訳
一日中働いて疲れているようだ。少し休んだほうがよい。
解説
should は助言を表す。
話し手が相手の様子を見て、「休むべきだ」とすすめている。
語句リスト
| 語句 | 意味 |
|---|---|
| look C | Cに見える |
| all day | 一日中 |
| get some rest | 少し休む |
2
We ought to help people who are in trouble, even when it is not convenient.
和訳
たとえ都合がよくないときでも、困っている人を助けるべきである。
解説
ought to は道徳的・客観的な当然性を表す。
「人としてそうするのが正しい」というニュアンスがある。
who are in trouble は people を修飾している。
関係詞節のもとの文は、
People are in trouble.
人々は困っている。
である。
3
This is one of the most important chances of your life. You must take it seriously.
和訳
これは人生で最も重要な機会の1つである。真剣に受け止めなければならない。
解説
must は話し手の強い判断・強いすすめを表す。
take A seriously
Aを真剣に受け止める
4
The school requires all students to wear uniforms, so we have to wear them every day.
和訳
学校はすべての生徒に制服を着ることを求めているので、私たちは毎日制服を着なければならない。
解説
学校の規則という外的な事情があるため、have to が使われている。
require O to V
OにVすることを求める
5
The train leaves in five minutes. You had better hurry.
和訳
電車は5分後に出発する。急いだほうがよい。
解説
had better V は「Vしたほうがよい」という意味である。
ただし、should よりも警告・切迫感が強い。
ここでは、急がなければ電車に乗り遅れる可能性がある。
6. may
may は、主に許可と可能性を表す。
| 用法 | 例 |
|---|---|
| 許可 | May I go home?「家に帰ってもよいですか」 |
| 推量 | It may rain tomorrow.「明日は雨が降るかもしれない」 |
| 祈願 | May you succeed!「ご成功をお祈りします」 |
許可
May I go home?
和訳
家に帰ってもよいですか。
解説
may は許可を表す。
推量
It may rain tomorrow.
和訳
明日は雨が降るかもしれない。
解説
may は「実際にそうなる可能性がある」という話し手の判断を表す。
祈願
May you succeed!
和訳
ご成功をお祈りします。
解説
May S V! の形で「SがVしますように」という祈願を表す。
may のイディオム
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| may well V | きっとVするだろう、Vするのももっともだ |
| may as well A as B | BするくらいならAした方がよい |
| may as well V | Vするほうがよさそうだ |
問題 助動詞の意味を意識して和訳せよ
1
He may well pass the exam because he has studied hard every day.
和訳
彼は毎日一生懸命勉強してきたので、きっとその試験に合格するだろう。
解説
may well V は「きっとVするだろう」「Vする可能性は十分にある」という意味である。
文脈によっては「Vするのももっともだ」と訳すこともある。
語句リスト
| 語句 | 意味 |
|---|---|
| may well V | きっとVするだろう、Vするのももっともだ |
| pass the exam | 試験に合格する |
| study hard | 一生懸命勉強する |
2
You may as well walk as wait for the bus for two hours.
和訳
バスを2時間待つくらいなら、歩いたほうがよいだろう。
解説
may as well A as B は「BするくらいならAしたほうがよい」という意味である。
A = walk
B = wait for the bus for two hours
である。
3
It is raining hard, so we may as well stay home.
和訳
雨が激しく降っているので、家にいたほうがよさそうだ。
解説
may as well V は、「ほかに特によい選択肢もないのでVしたほうがよい」という意味を表す。
7. might
might には主に次の用法がある。
| 用法 | 例 |
|---|---|
| 推量 | He might be right.「彼は正しいかもしれない」 |
| 仮定法 | If I had more time, I might read the book.「もっと時間があれば、その本を読むかもしれないのだが」 |
| may の過去形 | He said that it might rain.「彼は雨が降るかもしれないと言った」 |
推量
He might be right.
和訳
彼は正しいかもしれない。
解説
might は控えめな可能性を表す。
一般に may より可能性を低く感じさせることがある。
仮定法
If I had more time, I might read the book.
和訳
もっと時間があれば、その本を読むかもしれないのだが。
解説
仮定法過去の文である。
might は仮定した場合の可能性を表す。
may の過去形
He said that it might rain.
和訳
彼は雨が降るかもしれないと言った。
解説
主節が said と過去形なので、may が might に変化している。
8. can
can の基本イメージは、
いつでも起こりうる
一般的にありうる
という可能性である。
主な用法は次の通りである。
| 用法 | 例 |
|---|---|
| 能力 | He can run fast.「彼は速く走ることができる」 |
| 可能性 | Accidents can happen.「事故は起こることがある」 |
| 許可 | Can I use it?「それを使ってもよいですか」 |
| 依頼 | Can you help me?「私を手伝ってくれますか」 |
能力
He can run fast.
和訳
彼は速く走ることができる。
解説
can は能力を表す。
可能性
Accidents can happen.
和訳
事故は起こることがある。
解説
ここでの can は能力ではない。
「事故というものは一般的に起こりうる」という可能性を表す。
許可
Can I use it?
和訳
それを使ってもよいですか。
解説
ここでの can は許可を求めている。
依頼
Can you help me?
和訳
私を手伝ってくれますか。
解説
ここでの can は相手に依頼する表現である。
can のイディオム
cannot be too ~
cannot be too + 形容詞
で、
どれほど~してもしすぎることはない
という意味になる。
You cannot be too careful.
どれほど注意してもしすぎることはない。
can と may の違い
| 助動詞 | 可能性 |
|---|---|
| can | 理論上・一般的に起こりうる |
| may | 実際に今回は起こるかもしれない |
問題 助動詞の意味を意識して和訳せよ
1
You cannot be too careful when you drive on a rainy night.
和訳
雨の夜に運転するときは、どれほど注意してもしすぎることはない。
解説
cannot be too careful は「注意してもしすぎることはない」という意味である。
「注意深すぎることができない」と直訳しない。
語句リスト
| 語句 | 意味 |
|---|---|
| cannot be too ~ | どれほど~してもしすぎることはない |
| careful | 注意深い |
| drive | 運転する |
| rainy night | 雨の夜 |
2
Accidents can happen even when everyone follows the rules.
和訳
全員が規則を守っているときでさえ、事故は起こることがある。
解説
can は一般的な可能性を表す。
「事故は一般論として起こりうる」という意味である。
3
Be careful on that icy road. An accident may happen tonight.
和訳
その凍った道では注意しなさい。今夜、事故が起こるかもしれない。
解説
may は、今回実際に事故が起こる可能性を表している。
前の文の can と比較するとよい。
Accidents can happen.
事故は起こることがある。
An accident may happen tonight.
今夜、事故が起こるかもしれない。
9. could
could には次の用法がある。
| 用法 | 例 |
|---|---|
| 控えめな可能性 | It could be true.「それは本当かもしれない」 |
| 丁寧な依頼 | Could you help me?「私を手伝っていただけますか」 |
| 仮定法 | If I had more money, I could buy it.「もっとお金があれば、それを買えるのだが」 |
| can の過去形 | When I was young, I could run fast.「若いころ、私は速く走ることができた」 |
控えめな可能性
It could be true.
和訳
それは本当かもしれない。
解説
could は「そういう可能性もある」という控えめな可能性を表す。
丁寧な依頼
Could you help me?
和訳
私を手伝っていただけますか。
解説
Can you …? より丁寧で控えめな依頼である。
仮定法
If I had more money, I could buy it.
和訳
もっとお金があれば、それを買えるのだが。
解説
仮定法過去である。
could は「~できるだろう」という仮定上の可能性・能力を表す。
can の過去形
When I was young, I could run fast.
和訳
若いころ、私は速く走ることができた。
解説
過去の一般的な能力を表している。
could と was / were able to の違い
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| could V | 過去の一般的な能力 |
| was / were able to V | 過去の特定の一回の成功 |
問題 助動詞の意味を意識して和訳せよ
1
When I was a child, I could swim across the river easily.
和訳
子どものころ、私はその川を簡単に泳いで渡ることができた。
解説
could は過去の一般的な能力を表す。
「子どものころは、その能力を持っていた」という意味である。
語句リスト
| 語句 | 意味 |
|---|---|
| swim across A | Aを泳いで渡る |
| river | 川 |
| easily | 簡単に |
2
The last train was about to leave, but I was able to catch it.
和訳
最終電車はまさに出発しようとしていたが、私は何とかそれに乗ることができた。
解説
これは過去の特定の一回の出来事である。
実際に最終電車に乗ることに成功したので、was able to を使う。
be about to V
まさにVしようとしている
3
I could catch the last train.
和訳
私は最終電車に乗れるだろう。
解説
この文は、単独では「過去に最終電車に乗ることに成功した」という意味にはなりにくい。
could は、文脈によって、
最終電車に乗れるかもしれない
最終電車に乗ることは可能だろう
という可能性を表す。
過去の一回の成功を明確に表すなら、
I was able to catch the last train.
私は最終電車に乗ることができた。
とする。
過去の一般的能力
I could swim.
私は泳ぐことができた。
過去の一回の成功
I was able to catch the last train.
私は最終電車に乗ることができた。
10. 助動詞 + have + 過去分詞
過去の出来事に対する話し手の判断を表すときは、
助動詞 + have + 過去分詞
を使う。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| may have Vpp | Vしたかもしれない |
| must have Vpp | Vしたに違いない |
| can’t have Vpp | Vしたはずがない |
| should have Vpp | 当然Vしただろう/Vすべきだったのに |
問題 助動詞の意味を意識して和訳せよ
1
He is not answering his phone. He may have left it at home.
和訳
彼は電話に出ない。携帯電話を家に置いてきたのかもしれない。
解説
may have left は、過去の出来事についての推量を表す。
may have Vpp
Vしたかもしれない
今、電話に出ないという状況から、「家に置いてきたのかもしれない」と判断している。
語句リスト
| 語句 | 意味 |
|---|---|
| answer one’s phone | 電話に出る |
| may have Vpp | Vしたかもしれない |
| leave A at home | Aを家に置いてくる |
2
The streets are wet. It must have rained last night.
和訳
道路がぬれている。昨夜雨が降ったに違いない。
解説
must have Vpp は「Vしたに違いない」という過去についての強い推量を表す。
現在、道路がぬれているという証拠から、過去に雨が降ったと判断している。
3
She was with me all evening. She can’t have stolen the money.
和訳
彼女は一晩中私と一緒にいた。彼女がお金を盗んだはずがない。
解説
can’t have Vpp は「Vしたはずがない」という過去についての強い否定の推量を表す。
4
The package was sent three days ago. It should have arrived by now.
和訳
その荷物は3日前に発送された。今ごろはもう到着しているはずだ。
解説
should have Vpp は、「当然Vしたはずだ」という当然の見込みを表すことがある。
ここでは、
3日前に発送されたのだから、当然今までには到着したはずだ
という判断である。
by now
今までには、今ごろはもう
5
You knew the test was important. You should have studied harder.
和訳
あなたはその試験が重要だと知っていた。もっと一生懸命勉強すべきだったのに。
解説
should have Vpp は、過去の行為に対する後悔・非難を表すことがある。
should have studied
勉強すべきだったのに
実際には十分に勉強しなかったことを示す。
should have Vpp には主に2つの意味がある。
当然の見込み
It should have arrived by now.
今ごろ到着しているはずだ。
後悔・非難
You should have studied harder.
もっと勉強すべきだったのに。
文脈から判断する必要がある。
11. need
need は、助動詞と一般動詞の2つの品詞を持つ。
助動詞の need
He need not help her.
彼は彼女を助ける必要はない。
Need he help her?
彼は彼女を助ける必要がありますか。
助動詞なので、後ろには動詞の原形を置く。
また、do / does は使わない。
肯定文の、
He need help her.
彼は彼女を助ける必要がある。
という形は、現代英語では一般的にはほとんど使われない。
一般動詞の need
He needs to help her.
彼は彼女を助ける必要がある。
He doesn’t need to help her.
彼は彼女を助ける必要はない。
Does he need to help her?
彼は彼女を助ける必要がありますか。
一般動詞なので、三単現の s や do / does を使う。
need to V と need Ving の違い
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| need to V | Vする必要がある |
| need Ving | Vされる必要がある |
need Ving は受動の意味を表す。
need cleaning
掃除される必要がある
これは、
need to be cleaned
掃除される必要がある
とほぼ同じ意味である。
問題 動詞の意味を意識して和訳せよ
1
We need to clean the classroom before the next lesson starts.
和訳
次の授業が始まる前に、私たちは教室を掃除する必要がある。
解説
need to V は「Vする必要がある」という意味である。
主語 We が clean という動作を行う。
We clean the classroom.
私たちは教室を掃除する。
という能動関係である。
語句リスト
| 語句 | 意味 |
|---|---|
| need to V | Vする必要がある |
| clean | ~を掃除する |
| classroom | 教室 |
| before S V | SがVする前に |
| lesson | 授業 |
2
This classroom needs cleaning before the next lesson starts.
和訳
この教室は、次の授業が始まる前に掃除される必要がある。
解説
need Ving は「Vされる必要がある」という受動の意味を表す。
主語 This classroom は clean という動作を受ける側である。
Someone cleans this classroom.
誰かがこの教室を掃除する。
という関係である。
したがって、
This classroom needs cleaning.
この教室は掃除される必要がある。
は、
This classroom needs to be cleaned.
この教室は掃除される必要がある。
とほぼ同じ意味になる。
まとめ
助動詞では、訳語を一対一で覚えるのではなく、話し手の判断・態度を考える必要がある。
1. will は意志と見込みを表す
I’ll go.
私が行きます。
その場で決めた意志である。
It will rain tomorrow.
明日は雨が降るだろう。
未来についての見込みである。
2. would / could / might / should は必ずしも過去ではない
Would you open the window?
窓を開けていただけますか。
丁寧な依頼である。
It could be true.
それは本当かもしれない。
控えめな可能性である。
形だけを見て「過去」と判断しないことが重要である。
3. must と have to は必要性の理由が異なる
You must read it.
ぜひそれを読むべきだ。
話し手の強い判断・すすめである。
I have to submit the report.
私はレポートを提出しなければならない。
締め切りなど、外的事情による必要性である。
4. must not と don’t have to を区別する
You must not enter.
入ってはいけない。
You don’t have to enter.
入る必要はない。
禁止と不要は全く異なる。
5. can と may は可能性の種類が異なる
Accidents can happen.
事故は起こることがある。
事故は一般的に起こりうる。
An accident may happen tonight.
今夜、事故が起こるかもしれない。
今回は実際に事故が起こる可能性がある。
6. could と was able to を区別する
I could swim.
私は泳ぐことができた。
過去の一般的な能力である。
I was able to catch the last train.
私は最終電車に乗ることができた。
過去の一回の成功である。
7. 過去についての判断は〈助動詞 + have Vpp〉
He may have left.
彼は出発したかもしれない。
It must have rained.
雨が降ったに違いない。
She can’t have stolen the money.
彼女がお金を盗んだはずがない。
You should have studied harder.
もっと一生懸命勉強すべきだったのに。
8. need Ving は受動の意味になる
This classroom needs cleaning.
この教室は掃除される必要がある。
need Ving
= need to be Vpp
主語が動作をする側か、動作を受ける側かを確認することが重要である。

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