[英文法] be to 構文とは

be to 構文とは
目次

「これからVすることになっている」で押さえよう

今回は be to構文 について説明します。

be to構文は、「用法が多くて難しい」と感じる人が多い文法事項です。たしかに参考書では、
義務・予定・運命・可能・意図
の5つに分けて説明されることがよくあります。

ただ、実際の英語、とくに現代英語の読解や受験英語では、そこまで複雑に考えなくても大丈夫です。
be to構文は、ややフォーマルな表現であり、使われる場面もある程度限られています。

そのため、まずは

「これからVすることになっている」

という感覚で押さえるのが最も実用的です。


be to構文の5つの用法

be to構文は、伝統的には次の5つの用法があると説明されます。

  • 義務:Vしなければならない
  • 予定:Vすることになっている
  • 運命:Vする運命である
  • 可能:Vできる
  • 意図:Vするつもりである

有名なゴロとして
「ビートたけしは業界人」
で覚えるものがあります。
「義務・予定・運命・可能・意図」の頭を取ったものです。

ただし、受験や実際の英文読解で本当に大切なのは、ゴロを覚えることではありません。
重要なのは、文脈の中で be to がどのような意味を表しているかを自然に読み取れることです。


現代英語では「予定」「義務」として理解することが多い

現代英語で出てくる be to構文の多くは、実質的には
「予定」「義務・指示」
として理解できます。

ただし、この2つの区別は実際にはかなりあいまいです。

たとえば、

  • 予定として「〜することになっている」
  • 指示・義務として「〜することになっている」「〜すべきことになっている」

は、日本語にすると近くなることが少なくありません。

そのため、英文中で be to構文を見たら、まずは

「これからVすることになっている」

と捉えるようにすると、多くの場合うまく読めます。


「運命」「可能」はあまり見かけない

参考書では5用法として整理されますが、現代英語では頻度に差があります。

1. 運命

「運命」の用法は、現代の英文ではほとんど見かけません。
知識として知っておけば十分です。

2. 可能

「可能」の用法も、現在ではあまり一般的ではありません。
学校の定期テストや文法問題では扱われることがありますが、読解の中で頻繁に出るわけではありません。

また、この用法は 否定文で用いられることが多い という点も押さえておくとよいでしょう。

たとえば、

  • not to be missed
    「見逃してはならない」「見逃せない」

のような形です。


if節中の be to は要注意

be to構文で比較的重要なのが、if節の中で使われる場合です。

この場合は、単純な予定というより、

  • 〜するつもりなら
  • 〜するのであれば
  • 〜するには

といった意味になることがあります。

したがって、if節の中で be to do が出てきたら、
機械的に「予定」と決めつけず、文脈に応じて柔軟に読む必要があります。


be to構文の基本整理

be to構文の代表的な用法

  • 義務:Vしなければならない
  • 予定:Vすることになっている
  • 運命:Vする運命である
  • 可能:Vできる(主に否定文)
  • 意図:Vするつもりである(特に if節中)

ただし、実際の読解では、これらを無理に厳密分類する必要はありません。
まずは 「これからVすることになっている」 を基本に考えるのが有効です。


例文で確認しよう

予定・義務として読みやすい例

The party is to be held at my house next Saturday.
(来週の土曜日に,パーティーは私の家で開かれることになっています。)

The project is to be completed by the end of this month.
(そのプロジェクトは月末までに完了することになっています。)

This contract is to be signed tomorrow.
(この契約は明日署名されることになっています。)

The book is to be published next year.
(その本は来年出版される予定です。)

All the employees are to attend a training session next week.
(来週,すべての従業員が研修に参加することになっています。)

The guests are to arrive at 5 p.m.
(来客は午後5時に到着する予定です。)

The repairs are to be completed by next week.
(修理は来週までに完了する予定です。)

The presentation is to be given by the CEO.
(そのプレゼンテーションはCEOが行うことになっています。)

Your package is to be delivered by Friday.
(あなたの荷物は金曜日までに届けられる予定です。)

The exhibit is to be displayed at the museum for two months.
(その展示品は博物館で2か月間展示される予定です。)


否定で使われる be to構文

否定になると、禁止・不許可・強い注意 のような意味になることがあります。

The project is not to be disclosed to the public.
(そのプロジェクトは一般に公開してはならない。)

This medicine is to be taken with food.
(この薬は食事と一緒に飲むことになっています。)

This exam is not to be taken lightly.
(この試験を軽く考えてはいけません。)

The concert is not to be missed!
(そのコンサートは見逃せません。)

※ “not to be missed” は、直訳すると「見逃されるべきではない」ですが、自然には「見逃せない」と訳します。


if節中の be to構文

「〜するつもりなら」「〜するには」と読む例

If you are to succeed in business, you must be willing to take risks.
(ビジネスで成功するには,リスクを取る覚悟が必要です。)

If you are to learn a new language, you need to practice every day.
(新しい言語を身につけるには,毎日練習する必要があります。)

If you are to pass the exam, you must study harder.
(試験に合格するには,もっと勉強しなければなりません。)

If you are to become a professional athlete, you need to train every day.
(プロのアスリートになるには,毎日練習する必要があります。)

If you are to finish the project on time, you must prioritize your tasks.
(プロジェクトを期限内に終えるには,仕事に優先順位をつける必要があります。)

ここでは、必ずしも「〜するつもりなら」と訳す必要はありません。
文脈によっては、「〜するには」 とした方が自然です。


be to構文を読むときのポイント

be to構文を見たときは、次の順で考えると整理しやすくなります。

1. まずは「これからVすることになっている」と捉える

これが基本です。
予定にも義務にも広く対応できます。

2. if節なら「〜するには」「〜するつもりなら」も考える

if節中では意味が少し変わることがあります。

3. 否定なら禁止・不可能のニュアンスも確認する

not to be missed のような表現は典型です。

4. 5つの用法に無理やり当てはめすぎない

文法知識として分類を知るのは大切ですが、読解では文脈に即して理解することの方が重要です。


まとめ

be to構文は、参考書では
義務・予定・運命・可能・意図
の5つに分けて説明されることが多い表現です。

しかし、実際の読解ではそこまで細かく分類しなくても構いません。
まずは

「これからVすることになっている」

という意味を基本に置いて考えれば、多くの英文は自然に理解できます。

さらに、

  • if節中では「〜するには」「〜するつもりなら」
  • 否定では禁止・不可能のニュアンス

を意識できれば十分です。

be to構文は、見た目ほど複雑な構文ではありません。
分類の暗記にこだわりすぎず、文脈の中で意味を取ることを大切にしていきましょう。


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

    • 13The project is not to be disclosed to the public.
      (プロジェクトは一般に公開されるべきではありません。)
      に関しては「義務」でよいのではないでしょうか。

コメントする

CAPTCHA


目次