目次
はじめに
英文法の学習で「to の後ろは動詞の原形(to V)」と思い込んでいる人がいますが、例外があります。実は 「to」が前置詞として使われる場合、後ろには 動名詞(Ving)や名詞 をとるのです。
入試でもよく狙われるポイントなので、確実に押さえておきましょう。
「to V」ではなく「to Ving」をとる表現一覧
以下は必ず暗記しておきたいリストです。見かけに惑わされないように整理して覚えてください。前置詞のtoと不定詞のtoは同じtoなので次の表現は暗記が必須です。
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look forward to Ving「…することを楽しみに待つ」
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get used to Ving「…することに慣れる」
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get accustomed to Ving「…することに慣れる」
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object to Ving「…することに反対する」
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with a view to Ving「…するために」
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What do you say to Ving?「…しませんか」
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when it comes to Ving「…するということになると」
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devote O to Ving「…することにOをささげる」
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be opposed to Ving「…するのに反対する」
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come near (to) Ving「あやうく…するところである」
💡 ポイント
「to = 前置詞」と理解すれば、動名詞だけでなく 名詞 も置けることを忘れないように。
例文と訳
Sentence | 日本語訳 |
---|---|
I look forward to meeting you tomorrow. | 明日、お会いすることを楽しみに待っています。 |
She quickly got used to waking up early for her new job. | 彼女は新しい仕事のために早起きすることにすぐ慣れました。 |
He strongly objects to smoking in public places. | 彼は公共の場での喫煙に強く反対しています。 |
We purchased new equipment with a view to improving efficiency. | 効率向上を目指して、新しい機器を購入しました。 |
What do you say to going out for dinner tonight? | 今晩、外食しませんか? |
He devoted his entire life to helping others. | 彼は人助けに人生をささげました。 |
まとめ
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「to = 不定詞」だけでなく 「to = 前置詞」 があり、暗記が必須の表現がある。
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この場合のtoは、後ろは Ving や名詞 をとる。
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入試では「紛らわしい to」に絡めて出題されやすい。
👉 動名詞の単元は暗記量が多いですが、リスト化して繰り返し確認すれば確実に得点源にできます。
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英文法
英文法は大学入試の得点源となる最重要分野です。このタグでは、to Ving のような紛らわしい表現から、仮定法・分詞構文・関係詞といった頻出テーマまでを体系的に整理。基本事項の確認から、難関大入試で差がつく応用表現まで、実戦的に理解できるよう解説しています。
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