2021年、共通テスト初年度の第6問Bは、評判のとてもよくない設問でした。試行調査の設問形式と変わり、4人のランダムな発話から会話の終了時に賛成した人を選ぶという奇問。
評判の悪かった最たる理由として、「人の声の聞き分けができない」。つまり運的要素が強く、英語の技能を試すものとして不適だと思います。高校をはじめ、塾、予備校など様々な教育機関が異議を唱えています。
よくよく考えれば、あんなんもん、1人か3人のどっちかでしょ?2対2で議論してて後半で1人が意見を変えるパターン以外はトリッキーすぎると思うのです。
こんな形式長く続くはずがないし、もし続けるのであれば、何かとても深い深い真っ黒い力が働いているってことになると思います。
ひとつは試行調査形式で、話の展開が司会と教授を中心に進める形式。ただ、賛成した人をすべて選びなさいではなく、賛成したのは誰か?に変更するパターン。共通テストでは複数回答の形式は出題できないので。念のため試行調査の問題を解いたことがない人は解いておいたほうがいいでしょう。
でも、一度やらないと決めた方式に戻すかって言われたら、それもプライドが許さないんじゃないかなーとか思うので。だから司会者と教授がでてくる方式はない。って思います。
発話は4人っていう強い意思(迷惑"(-""-)")を感じるので、そこは譲らないんじゃないかなと。2人か3人の発話のセンター試験の出題形式(オーソドックスな内容一致)にするのが受験生の負担も少なく、かつ英語のリスニングの試験として妥当だと思う。でも、そうした場合に、急に大きな変更をしたっていう批判もありうるから。。。
そうすると、みんな解きやすくて評判のいい問題になるんじゃないかな。個人的には共通テストは易(優)しくていいと思うのです。努力が報われるテストでないとやる気なくすし。1次試験くらいは努力が報われていいのではないかなと、受験生のころからずっと思っているのですが、年々難しく・・・というか解きにくくなりますね。