【再掲】ディクテーションのやり方を教えてください。

今日の質問
ディクテーションのやり方を教えてください。

英語の試験でのリスニング技能の必要性が年を追うごとに増えていってるように思います。2006年にセンター試験でリスニングが導入されました。当時は50点満点で問題も平易。特に対策しなくても高得点が取れたものです。何を隠そう、あたしが浪人したときがリスニング元年だったわけで思い出深いわけです。ちなみにスコアは48点。満点取れずになんか周りにバカにされた記憶があります😓それくらい簡単だったのです。そこから大学行って社会人になって働いて失業して・・・そのあとこの業界に入って、過去問研究をはじめて正直ビビった。センター試験のリスニングのレベルが上がっていて、本当にビビった。10年足らずで求められるリスニングのレベルが段違いであがっていたのです😣

そして2021年、紆余曲折を経てセンター試験が終わり、共通テストに名前が変わりその試験の性質は大きく変わりました。共通テスト英語(L)は配点が2倍の100点満点問題も独特で対策なしでは高得点がとれない奇天烈な試験となりました。

英語を「聞く力」を早い段階から意識していくことは、今の入試では絶対に必要。3年生の10月になって、リスニングの勉強を何したらいいですかって言われても、正直、お互いに気まずい😓早め早めの準備が聴解力を高めるのです。

リスニングの基礎力を鍛えるのにオススメしているのはディクテーションです。

ディクテーションの手順

① 1文から5文くらいの短い素材を選ぶ。
センター試験の第1問と第2問や共通テストの第1問から第3問がおすすめ!

② 音声を流して、聞き取れた音を書きとる。聞き取れるまで何回も聞く。
1回や2回でスクリプトを見ない。限界まで聞きこむ!!

③ スクリプトを見て、聞き取れなかった音を赤字などで整理する
ノート整理をしておくと、聞けない音と聞けるようになった音が明確にしよう!

④ 英文を声に出して読み込む。音声をプレイリストに入れて聞きこむ。
ディクテーションした英文は自分のものにしてしまおう!

ディクテーションを奨める理由は聞こえない音を知るためです。聞こえない音って何回聞いても聞こえないのです。だから、どの音が聞こえないのは、可視化することで、意識的に自分の聞こえない音をつぶすことができます。意外に難しい単語ではなく、I’llとかcan’tとかshould’veなどの省略形や、heやnotやmakeなどの超基本的な音が聞こえないことに気づけると思います。実際は基本的な表現ほど音の変化が大きいので、ここら辺をつぶすことで理解できる英文の幅は大きく広がります。こればかりはコツコツやるしかない!1日2,3個を目安に、ディクテーションした音声は1週間くらい聞きこんで読みこもう。暗記してしまうのが近道です。

聞こえない音は聞こえない

① 1文から5文くらいの短い素材を選ぶ。

最初は1文(ワンセンテンス)で基本的な英文から始めるとよいです。題材はセンター試験の第1問と第2問の過去問共通テストの第1問から第3問の過去問がおすすめ。高校1年生でも理解できる語彙なので、純粋にリスニングに集中できます。センター試験は過去問が豊富にあるのですが、書籍が販売されていないので、中古で入手するなりネットで入手するなりしよう。東進過去問データベース(http://27.110.35.148/univsrch/ex/menu/index.html)はユーザー登録が必要だけど、過去問がすべて入手できるので便利。共通テストは現段階では過去問が少ないのが難点ですが、第1問は本当に上手に作られています。

東進過去問データベース
http://27.110.35.148/univsrch/ex/menu/index.html東進の過去問データベース


② 音声を流して、聞き取れた音を書きとる。聞き取れるまで何回も聞く。

音声を聴いて聞こえた音を書きとる。何回も何回も聞く。1回や2回で終わらないで、無理!もう限界!っていうところまで聞きこもう聞こえない音を知るための試練です。ディクテーション用のノートを作って、日付を書きながら実施していくとよいですよ😊

 

③ スクリプトを見て聞き取れなかった音を赤字などで整理する

勉強のモチベーションを保つ方法の1つはできなかったことができるようになること。だから自分が出来なかったことを、ちゃんとわかりやすく記録しておこう。未来の自分が過去を振り返ったときに、できるようになったことを確認できるようにしておくことはとても大事。1か月くらい継続すると、自分が聞こえない音っていつも同じだし、1度聞けるようになると、確実にその音が聞こえるようになります。時間はかかるけど、ちゃんと継続するとできるようになります。ノートのサンプルを載せるので参考にしてください。

ディクテーションのノート

④ 英文を声に出して読み込む。音声をプレイリストに入れて聞きこむ。

せっかく時間をかけてディクテーションした英文は自分のものにしてしまおう。音声はプレイリストに入れて、いつでも聞ける状態にして、お気に入りの音楽を聞く前に1回聞く。寝る前に聞く。声が出せるときは声に出して読む。そのまま英文ごと暗記する。隙間時間を上手く活用して、聞こえる音の聞き込み読み込み時間を増やしたい。その結果、リスニングの試験でも点が伸びるし、英文を読むスピードも変わってきます😊

プレイリスト

まとめ

どの科目もそうですが、特に英語のリスニングは高得点を取るために時間がかかる科目です。毎日少しずつ決まった時間にディクテーションの時間を取れるといいなって思います。コツコツがんばっていきましょう。

ディクテーションの手順

① 1文から5文くらいの短い素材を選ぶ。
② 音声を流して、聞き取れた音を書きとる。聞き取れるまで何回も聞く。
③ スクリプトを見て、聞き取れなかった音を赤字などで整理する
④ 英文を声に出して読み込む。音声をプレイリストに入れて聞きこむ。

最後まで読んでくださってありがとうございました😊質問や感想はコメント欄へ。

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