[英文法] be to 構文

こんにちわ。先生。です。

今回はbe to 構文について説明します。

be to 構文は用法が多くて難しいと思っている人が多いようですが、基本的にはフォーマルな場面で、そして使われ方はかなり限定されているので、そこまで難しい構文ではありません。しっかりと理解して覚えていきましょう。

be to 構文の用法

be to構文

be to 構文は『義務、予定、運命、可能、意図』の5つの用法があります。

「ビートたけしは業界人(ぎようかい)」のゴロで覚える有名な5つですね。頭文字を取ると、ぎむ、よてい、うんめい、かのう、いと になっています。しかし、このゴロが受験で役に立つことはまずありません。

 

現代では、be to構文は「義務」・「予定」で使われ、その区分もあいまいなので、英文中に出てくるbe to構文は「これからVすることになっている」という訳語を基準に考えると、そのほとんどが正しく理解できます。ただしif節中のbe to 構文は、「意図(~するつもり)」になることも覚えておきましょう。

 

また現代英語では「運命」はまず見ない用法です。

「可能」の用法もほとんど使われません(定期テストくらい)。余裕があれば否定文でしか用いられないことは覚えておいてもいいでしょう。古文の助動詞「る・らる」の可能の用法と同じですね(確か平安時代までは不可能でしか用いられなかったはず)。

みぃ先生

be to構文は「これからVすることになっている」で考えるとよいわ!

 

be to構文の用法
  • 義務:Vしなければいけない
  • 予定:Vする予定です
  • 運命:Vする運命である
  • 可能:Vできる(否定文)
  • 意図:Vするつもりである(if節中)

例文

  1.  The party is to be held at my house next Saturday.
    (来週の土曜日にパーティーが私の家で行われます。)
  2. The project is to be completed by the end of this month.
    (月末までにプロジェクトを終えねばなりません。)
  3. This contract is to be signed tomorrow.
    (この契約は明日に署名されます。)
  4. The book is to be published next year.
    (その本は来年出版されます。)
  5. All the employees are to attend a training session next week.
    (来週すべての従業員が研修に参加予定です。)
  6. The concert is not to be missed!
    (コンサートは見逃せない!)
  7. This exam is not to be taken lightly.
    (この試験は軽く考えてはいけない。)
  8. This cake is to be baked for 30 minutes at 180℃.
    (このケーキは180℃で30分間焼いてください。)
  9. The guests are to arrive at 5 pm.
    (ゲストは午後5時に到着します。)
  10. The repairs are to be completed by next week.
    (来週までには修理は終わります。)
  11. The presentation is to be given by the CEO.
    (CEOがプレゼンテーションを行います。)
  12. Your package is to be delivered by Friday.
    (あなたの荷物は金曜日までには届きます。)
  13. The project is not to be disclosed to the public.
    (プロジェクトは一般に公開されるべきではありません。)
  14. This medicine is to be taken with food.
    (この薬は食事と一緒に飲んでください。)
  15. The exhibit is to be displayed at the museum for two months.
    (展示品は博物館で2ヶ月間展示される予定です。)

例文(意図の用法)

  1. If you are to succeed in business, you must be willing to take risks.
    (ビジネスで成功するつもりなら、リスクを取る覚悟が必要です。)
  2. If you are to learn a new language, you need to practice every day.
    (新しい言語を身に付けるには、毎日練習する必要があります。)
  3. If you are to pass the exam, you must study harder.
    (試験に合格するには、もっと勉強する必要があります。)
  4. If you are to become a professional athlete, you need to train every day.
    (プロのアスリートになるには、毎日トレーニングする必要があります。)
  5. If you are to finish the project on time, you must prioritize your tasks.
    (プロジェクトを期日までに完了するつもりなら、タスクを優先する必要があります。)

*必ずしも「~するつもり」と訳す必要はありません。

まとめ

例文とともにbe to構文が「これからVすることになっている」という意味になっていることが理解できればOKです。無理して5つの用法に当てはめるのはナンセンスです。

 

解説してほしい英文法の事項があれば、コメントください。

それ以外の質問もOKです。

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